公開勉強会に参加しました。

大阪の勉強会をずっとうらやましく思っていたので、「東京でも公開勉強会を開催する」という情報をTwitterで見つけた時には「開催はいつですか?!」と、鼻息荒く主催者の方にメッセージを送って出席への強い意志(?)をアピールしてしまったほどです。

そんなメッセージに対しても主催者のHさんは温かい返信をくださり、実際に申し込みが始まった後も「無事に申し込みができましたか?」と声をかけてくださったのには、ひそかに感激しておりました。


そんなわけで迎えた勉強会当日ですが、本当に素晴らしい勉強会でした。
そして、その後の懇親会でもいろいろな翻訳者の方々と交流ができて、とても充実した1日になりました。

勉強会の内容詳細はまとめツイートを

勉強会の内容については、私がここで詳細を書くよりも、以下のまとめツイートをご覧いただくのが良いかと思います。

https://togetter.com/li/132493

勉強会の内容を、テリーさんを中心にした参加者の方々が、リアルタイムにツイートしてくださっています。
私はメモに殴り書きをするだけでも大変だったのに、内容を要約して次々とアップしていらっしゃるのには驚きです。

内容についてはこちらのツイートまとめにお任せすることにして、ここから先は、私がこの勉強会に参加した理由や、勉強会の中でも特に印象に残ったことについて、いくつかピックアップして書いてみたいと思います。

公開勉強会に出席したかった理由

私は和訳は「勉強中」のなのですが、本業の英訳の時と比べると原文の読みが甘い・・というか、 「 とにかく読んで訳す」ことに必死になっている感が強く、そこを変えないと和訳のレベルアップは難しいのではないかと思っていました。

英訳の際には、原文(技術者の書いた日本語) に謎が多いだけに、何度も読み直して文の「意図」と「目的」を勘違いしないように、じっくり原文に向かい合ってから訳し始めます。でも、和訳になると、原文への向き合い方が全く違っていることに、最近気づきました。

英訳の際には、内容、文の構成、用語や表現の選択等、すべてにおいて自分なりの理由があり、「なぜそうしたのか」と問われば、すべて説明(言い訳?)できる自信があります。
でも、和訳の場合は、経験が浅いからということは抜きにしても、「なんとなく」言葉を選んでしまっている感を否定できません。

まさに、「読んだつもり、訳したつもり」になっている状態なのです。

表現力や文章力の問題というのももちろんあるのとは思いますが、もっと根本の部分、つまり原文の読み方が悪いんじゃないかと思っていたので、和訳の勉強会に参加して他の方の取り組み方を見てみたいとずっと思っていました。

そしてそんなときに大阪の勉強会の話題を目にしたのですが、残念ながら大阪までは行けず、東京でもやってほしいと思っていたのでした。

そして今回の東京の勉強会。是非出たいと思って張り切って参加したのでした。

要約

今回のテーマは「要約」です。

原文の内容をきちんと理解し、頭の中で絵が描けていないと、正しい翻訳ができません。
要約は、それ自体が目的ではなく、原文訳文の間にある翻訳プロセスであり、原文を正しく理解できているかどうかを客観的に見るための指標として使います。

要約とは、「言いたいことをシンプルに伝える」ことで、これには語彙力、表現力が必要になります。無駄な言葉を使わず、自分の言葉を使って表現をすることで文章を書くトレーニングになる・・とのことでした。

さらには、 「自分の要約を確認しながら訳していく(要約と訳文を行ったり来たりしながら)と上達するのではないか」、というお話もありました。

辞書を読む

「辞書を読む」 ということにも触れていました。

辞書に載っている単語をただそのままに使うのではなくて、その言葉の意味を自分なりに理解した上でしっかり自分の言葉で訳すということが必要。

こういったことができないと、いつまでも翻訳調の訳文からは抜け出せない・・というお話もありました。

何とおっしゃっていたでしょうか、「 それがことばをつくっていく職業である私達の仕事だ 」 ・・というようなことも言ってらしたかと思います。(ちょっと違うかな?でも、身が引き締まる思いで聞きました)。

書くように読む

そうそう、「書くように読む」と良いともお話されていましたが、 この状態に到達するにはまだまだ道は遠そうです。
でも、わからないながらも、「書くように読む」ことを意識して取り組んでみたいと思います。

とにかく、自分の知識を総動員して原文と真摯に向かい合うことが大切・・ということですね。

自分の言葉で説明すること

大阪の勉強会では要約の基本は1文としていて、2文にする時には理由を説明する必要があるそうです。
それがダメとかではなくて、「なぜそうしたのか?」という根拠を説明できるようにならなくてはいけないということだそうですが、要約だけでなく翻訳についても同じことが言えますね。

自分の手掛けた訳文は、なぜそういう訳語、表現を選んだのか、説明した時に相手を納得させられないようなものであれば、世に送り出しても読み手は絶対納得してくれませんものね。

前にも書きましたが、英文であれば用語や表現の選択の自分なりの根拠をちゃんと説明できます。
でも、和訳では、全然説明できません。
英訳同様ちゃんと説明できるよう、しっかりした根拠を示せるくらいしっかりした訳文を作れるようにしないといけないなと思いました。

糖分補給もバッチリ

噂に聞いておりました糖分補給。
こんなにたくさんのお菓子をご用意いただき、とても幸せな気分で参加することができました。

ホワイトボード

先ほど挙げたまとめツイートにも、ホワイトボードの写真が公開されています。

話される内容を次々に要約してホワイトボードへさらさらと書いてくださっていましたが、これもリアルツイート同様、かなりテクニックのいることではないかと思います。(私は必死に手元にメモを取っていましたが、あまりに汚い字になりすぎて、解読に苦労しました。)

今回、ホワイトボードの写真はしっかり写真におさめてきましたので、改めて勉強会の内容を振り返ると共に、ホワイトボードも読み直してみようと思います。

懇親会

懇親会、出席するかどうかかなり迷いました。

でも、これまで翻訳者の方と交流できる場にあまり出たことがないので、他の翻訳者の方とお話してみたかったのです。
そういうわけで、思い切って参加してみることにしました。

翻訳分野、バックグラウンド、働く形態が異なっていても、「翻訳が好き」、「翻訳が楽しい」という気持ちはみんな同じでした。そんな思いに触れ、「ああ、翻訳をやっていてよかったな。」と心から思い、モチベーションが上がりました。

最後に

英訳関係のセミナーには何度か参加しましたが、翻訳者の方が集まる勉強会に参加したのも、懇親会というものに参加したのも、今回が初めてのことでした。

今回、提出した課題について考えると、課題は山積み、良い和訳をできるようになるまでの道のりは長いなとつくづく思ってしまったのですが、和訳の際の原文への取り組み方が変わる機会になったこと、他の参加者の方から刺激をいただけたことを考えると、今回勉強会に参加した意味があったなと思います。

大阪勉強会の皆様、東京事務局の皆様、参加者の皆様、本当にどうもありがとうございました。

おまけ

区民センターの下においしいお店があると聞き(情報源はやはりTwitter)、勉強会が始まる前に行ってみました。

Sign with Me

パンプキンスープを注文しました。
パンはもっちもちでしたし、スープもとてもおいしかったです。


うまくまとまらないのですが、気づいたらこんな時間。
ひとまず今回の勉強会レポートはこの辺で終わりにしたいと思います。

にほんブログ村 英語ブログ 英語 通訳・翻訳へ
最後までお読みいただきありがとうございます。
ランキングに参加しています。応援お願いいたします。